基礎を超えて「理解力」を鍛える段階へ
英検準1級・2級レベルのリスニングでは、単語を聞き取るだけでなく「話の構成」「論理展開」を理解する力が求められます。社会人が限られた時間で成果を出すには、基礎の繰り返しから一歩進んで、内容を深く理解するトレーニングに移ることが重要です。
応用ステップ① 内容要約トレーニング
1分程度の音声を聞いた後、内容を日本語または英語で簡潔にまとめてみましょう。要約する過程で「話の主張」や「根拠」を整理する力が鍛えられます。ニュース教材や英検公式問題集のスクリプトを使うと効果的です。
応用ステップ② ディクテーション+分析
ディクテーション(書き取り)は、音の聞き取り精度を高める定番の練習です。すべて書き取る必要はなく、聞き取れなかった箇所だけ集中して分析するのがおすすめです。
特に「冠詞」「前置詞」「弱音」などは聞き落としやすいため、音の変化に慣れるまで繰り返し練習しましょう。
応用ステップ③ シャドーイング+感情表現
英語のリズム・抑揚を意識したシャドーイングは、理解力と発音の両方を伸ばします。スピーカーの感情のトーン(喜び・驚き・不安など)を真似して話すと、単なる音声模倣から「理解に基づいた再現」に変わります。これは上級者が意識的に行っているトレーニングです。
社会人におすすめの音声素材
- 『英検準1級 予想問題ドリル リスニング編』(旺文社)
- BBC Learning English「News Review」
- VOA Learning English「Everyday Grammar」
- Podcast「All Ears English」
- TED Talks(1本5〜10分のスピーチが最適)
リスニングトレーニングの時間管理術
忙しい社会人でも続けやすいのが、「1日3分×3回法」。朝は短い音声を聞き流し、昼に精聴、夜にシャドーイングを行うだけで、1日10分以内の学習が可能です。
学習時間を「短く分ける」ことで集中力を保ち、毎日継続する習慣がつきやすくなります。
継続を支えるコツ
英検のリスニングは、毎日の小さな積み重ねで確実に伸びます。成果を感じにくい時期もありますが、3週間続けると確実に「音の変化」に気づけるようになります。
継続ができるように、教材・スケジュール・モチベーションを整えるのがポイントです。
体験レッスンであなたに合った応用法を発見
「どの音声素材を使えばいいかわからない」「効率的な練習順を知りたい」という方は、体験レッスンで最適な学習法を一緒に作りましょう。あなたの英語耳を伸ばす“応用トレーニング”を、実際に体感していただけます。
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