長野を代表する観光名所として知られる善光寺。
「一生に一度は善光寺参り」と言われるほど信仰を集めてきた名刹で、その歴史は約 1400年以上 にも遡ります。長野駅からのアクセスも良く、国内外から多くの参拝客が訪れる人気スポットです。
善光寺の歴史|日本最古級の仏像を祀る寺
善光寺は推古天皇の時代(7世紀)に創建されたと伝えられ、日本最古級の仏像とされる一光三尊阿弥陀如来を本尊としています。この本尊は秘仏で、普段は直接見ることができませんが、代わりに「前立本尊」が公開されており、御開帳の際には多くの参拝者で賑わいます。
また、善光寺は特定の宗派に属さない無宗派の寺院であることも大きな特徴。宗派を問わず誰でも受け入れる懐の深い寺として、古くから多くの人々に親しまれてきました。

見どころ1:国宝・善光寺本堂
善光寺本堂は江戸時代中期に再建されたもので、国宝に指定されています。重厚な木造建築は圧巻で、中へ進むと厳かな空気に包まれます。
さらに、本堂内部には暗闇の中を手探りで進む「お戒壇巡り」があります。これは“極楽の錠前”に触れることで、救いを得るとされる善光寺ならではの体験です。
見どころ2:仲見世通りの食べ歩き
参道の「仲見世通り」には、善光寺名物の七味唐辛子(八幡屋礒五郎)、おやき、味噌ソフトなど、長野らしい食べ歩きグルメが並びます。お土産探しにもぴったりのエリアです。
古い町並みを散策しながら、ゆっくり歩くだけでも旅情を感じられます。

見どころ3:山門と鐘楼
立派な構えの山門(重要文化財)は、二階部分に登ることができます。上からは善光寺の参道を一望でき、長野市街の風景も楽しめる絶景ポイントです。
隣接する鐘楼は情緒あふれる佇まいで、特に早朝の澄んだ空気の中で響く鐘の音は心を落ち着かせてくれます。
善光寺の御朱印と季節行事
善光寺では御朱印も人気で、参拝の記念として訪れる方が多いスポットです。また、春の御開帳・節分会・灯明まつりなど、季節ごとに多くの行事が開催されます。
特に冬の「善光寺灯明まつり」では、境内が幻想的な光で照らされ、昼間とは違う表情を見せてくれます。

善光寺参りの魅力
善光寺は「誰でも受け入れる寺」として、観光だけでなく心の拠りどころとしても愛されてきました。
歴史的価値が高いだけでなく、食べ歩き、散策、高台からの絶景など、楽しみ方が多いのも魅力です。
昔ながらの町並みが残る長野の中心で、歴史と癒しを感じる時間を過ごせる場所。
長野を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

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